総力を挙げて、太陽の真実をお伝えしてきた今回の特集。それは半田広宣さんの登場で収束に向かうどころか、壮大なスケールへとさらに拡張!半田さんは、冥王星の意識体オコツトとの長年の交信記録を体系化し、「ヌーソロジー」を構築されたことで知られていますが、特集に際して、さまざまなオコツト情報を教えてくれました。
いわく、太陽系とは人間の意識そのものであり、太陽の本質である〝霊太陽〟とは、万物を支配する象徴である――。霊太陽が姿を現すためには、〝太陽の民族〟の力が必要である――。それは地球を経由して、太陽系の端から端までをつなぐ高次元のメッセージ。半田さんをとおしてオコツトが明かした真実を、重要な受け取り手であるあなたに、お届けします。
取材・構成◎編集部 文◎北條明子 イラスト◎ツグヲ・ホン多
目 次
ヌーソロジー創始者
半田広宣さん
Kosen Handa
Profile
はんだこうせん◎( 株)ヌースコーポレーション代表。ヌースアカデメイア主宰。1956年福岡県生まれ。1983年より、ニューサイエンスの研究を糸口として意識や物質を新しい視座でとらえる探究に入り、その後、独自の宇宙理論である「ヌーソロジー」を構築。それと並行して、形態エネルギーを実用化した製品の開発を行なう。著書『2013:人類が神を見る日』(徳間書店)、『シュタイナー思想とヌーソロジー』(ヒカルランド)ほか多数。現在、武蔵野学院大学ヌーソロジー研究所所長。客員教授。非常勤講師。 https://noos-academeia.com/
ヌーソロジーには、太陽系意識が深く関わる
――半田さんは、常々、太陽系が人間の無意識の構造体を司るとおっしゃっていますが、その関係性について改めて教えてください。
半田 無意識の構造というと難しく聞こえるけど、魂の構造、もしくは霊的な構造だとわかりやすいかな。こうした概念は昔から存在していて、オカルティズムの世界ではアニマムンディ※という言い方をしていました。
古代から、太陽系は人間の魂の構造、霊的な構造の反映であるという考え方が常識で、当時の人々は、惑星を自分たちの高次意識や内的な魂の構造と見なし、それを占星術などに残しています。ヌーソロジーも考え方の骨子は同じ。太陽系が人間の霊的な構造であることを大元とした理論です。
――太陽系の各々の惑星は、人類の霊性にどのような影響を与えているのでしょうか?
半田 現状で分かっていることを話すと、まず地球は私たちに物質世界を与えている場。そして、月は、その物質世界を見ている私たちの体、肉体を与えている働きを持つ場です。
そうすると、人間の意識として金星的なものが発達してきます。金星霊は、身体性と物質の関係性を交差させる場で、そこに知覚や感覚の世界が生まれてきます。赤ちゃんの成長を見るとわかりやすいですが、その後には、言葉を覚え、思考、概念をつくる世界が生まれてきますよね。これが水星霊の働き。
知覚(感性)と言葉(思考)という2つの世界は対立するものですが、双方のバランスをとるために自己(自我)意識として統合するのが太陽の役割です。
私たちが知る宇宙観は間違い
太陽系意識によるペア構造が正しい姿
――すべての惑星は対の働きをしていくのですね。
半田 そうです。それでいうと、太陽の自己意識に対して、火星霊は他者意識です。火星は、戦いの神であるマルスとかいわれますが、太陽と火星霊の間において闘争が起こっているのはこの働きのためです。
そして木星霊は、それらを調和によって統合する働きがあります。ジュピターとはまさに愛の神さまであり、木星は愛の惑星なのです。その木星霊と土星霊は陰陽のような関係。心でつながりあう世界の木星霊に対して、土星霊は、法律や道徳、国家など、外からの規律などで縛る、強制力で自己と他者を結びつけてひとつにする世界です。
人間の意識は天王星霊から始まった
――できれば、木星霊的な愛のエネルギーを受けて生きていきたいです。
半田 じつは、木星霊と土星霊の働きはそのままでは発動しません。それには作動スイッチが必要です。まず土星霊を作動させる働きは、天王星霊にあります。そして、木星霊を作動させる働きは、海王星霊にある。
集合意識でいうと、作動させる前は人の意識が未熟で、「意識卵」の状態。天王星霊が土星霊を、海王星霊が木星霊を作動させたとき、じつは初めて人間の意識が生まれます。
――それまで人の意識は生まれていないのですか?
半田 はい。いままでのお話は、人間の意識の内部構造を説明してきたと思ってください。地球に始まり、月、水星霊、金星霊、太陽、火星霊、木星霊、土星霊…と、それぞれの意識の内容物となるような場所がすべてでき上がり、働きも用意されましたが、これらを発動させるため、天王星霊と海王星霊が出現したのです。
さらに説明すると、地球、水星霊、太陽、木星霊は陽的な流れであり、月、金星霊、火星霊、土星霊は陰的な流れです。それらの流れを作動させるときに天王星霊と海王星霊が働き、それぞれ、地球から木星霊まで、月から土星霊までの働きを意識として作り出していきます。
――天王星霊のほうが海王星霊より先に発動するのですか?
半田 霊的世界には時間という概念がないので、天王星霊、海王星霊の働きは、どちらが先でもなく、同時に存在し、成されていることです。ただ、人間世界の時間軸に合わせると、タイムライン(時間の順番)が生じるので、天王星霊が先に働いているといえるでしょう。その働きによって、人間の意識がスタートしたといっていいと思います。
人間の意識の始まりは、人間の歴史の始まりですから、天王星霊によって、いまの歴史が始まったといえるでしょう。一方、逆側には無意識があって、人間の心の部分、いわゆる潜在意識のほうは、海王星霊がずっと育ててきています。両方が同時並行で動き、どちらも人類進化に必要なのです。
さて、潜在意識を育てる海王星霊が人間の木星霊的な部分(アガペー的なもの、愛的なもの)を目醒めさせるサポートをしてくれますが、実際にその目醒めを請け負っているのが、じつは、冥王星霊なのです!
太陽系意識の豆知識❶
意識世界の最重要ペア
木星霊&土星霊
意識構造の完成形となる木星霊と土星霊は、太陽系意識の中核を担う存在。僕が大好きな映画『2001年宇宙の旅』では、木星が第二の太陽になるというエピソードがあります。あれは預言めいた話で、木星霊を通して自己と他者が統合されていき、人類の集合意識が生み出されていく世界を暗示しているのですね。
また木星霊は、アガペーという大きな意味の人類愛を司りますが、金星霊が司る人間愛とは、規模が違います。ヌーソロジー理論では、太陽より木星のほうが次元的に上です。
いっぽう、土星を英語でサターンといいますが、ネガティブに働くと国家規模の独裁やファシズム、全体主義を導く場合があります。国家も政(まつりごと)も、木星的な内なる愛でひとつになれば、理想的な世界になりますが、土星的な力が働き過ぎると、外からの縛りで統制をとるようなスタイルになってしまう。ワンネスと全体主義は全然違いますよね。それと同じです。( 半田さん)
冥王星存在オコツトから交信が始まった理由
――ここでようやく、オコツトの冥王星が登場するのですね。
半田 天王星霊の力によって、戦争や領土争いなど、土星霊的なものを中心に発達してきたものすべてを破壊し、表に出なかった木星霊的なものを目醒めさせることが冥王星霊の役目。その働きによって、海王星霊の影響を強くし、木星霊的なものをもっと外に出すということです。
冥王星は、英語でPLUTO※といって、あまり良いイメージがありませんが、その本質はいままでの古い体制をすべて破壊し、新しいものを創造する役目を担う存在です。「破壊と創造」を司るインドのシヴァ神のようなものです。
――ということは、いまの時代は、冥王星霊がとても活躍している時代ともいえますね?
半田 オコツト情報によれば、「人間が目醒めるための準備が冥王星霊によって20 世紀始めから始まった」とのことです。そのため僕にオコツトから交信が入ってきたようです。
それは何かというと、量子力学のことだとはっきり言っています。素粒子を発見したことが人類にとって新しい進化へのきっかけになるということで、実際、量子力学が出てきたのは、冥王星の発見とほぼ同時期です。1930年頃のことです。
第6階層まで上昇したら
アセンションするか、見送るかを選べます
NASAが公表しない惑星Xの存在
――ところで太陽系の惑星の働きは陰陽の法則で対になっていますが、冥王星霊はどうなるのでしょう?
半田 冥王星霊の次には、その対となる惑星霊が現れます。創造と破壊を司る冥王星霊の後には、その進化の反映物として、再び人間を送り出すもの、上がってきたものに対して再び〝下げる〟存在が登場します。
冥王星霊までの流れが上向きの三角形だとしたら、その真下に反転させた逆三角形がくっついているイメージ。この星は冥王星霊の逆の働きをするもので、オコツトによると、この惑星はもう少しで発見されると言っていました。
――上がったものをわざわざ下げる存在が必要だということですか?
半田 宇宙の法則で、もう一度やり直す必要があるからです。エレベーターの昇降システムと同じで、上下をくり返しながら螺旋のようにゆるやかに上昇しながら進化します。万物が進化するためには、いったん初期化してから、また、上がっていく必要もあるのです。
――その下降を司る星が、近々発見されるということですか?
半田 そうです。じつはその惑星はもう見つかっているのにNASAが公表していないという話もあります。仮に惑星Xと名づけますが、惑星Xは太陽系のいちばん外側にある天体で、昔は第10惑星と呼ばれていましたが、いまは冥王星が準惑星になっているので、惑星Xは第9惑星と呼ばれるかもしれません。
今後、人類の霊性が高まるにつれて、その存在が明らかになっていくでしょう。「新しい始まりが始まる」ということです。いまから冥王星霊の流れで上昇していくものと、惑星Xの影響で下降していくものと完全に2つに分かれていくでしょう。
意識レベルで、アセンション(上昇)を選ぶ者とアセンションを見送る(下降)者と、魂レベルで二分されていきます。
――量子力学の世界が魂の世界というのは、〝素粒子が魂である〟というヌース理論をもとにした話ですよね。それはまた深い話になると思うので、次回また聞かせてください!
太陽系すべてをシフトさせ
宇宙の中心となる地球
――すべての惑星が持つ霊性を私たちが取り込めたら、人類はより高次の世界へ行けますね。
半田 そうです。ただし、ヌース理論では、太陽系をひとめぐりした後の段階には、高次の地球というのがあり、それぞれの惑星にも高次の惑
星があるのです。
高次の水星、高次の金星、高次の地球、高次の火星、高次の木星、高次の土星…と続いていきますが、その中で、高次の太陽というのがいちばんのボスです。
――ボスである高次の太陽は人類とどう関わるのでしょうか?
半田 人間が霊的進化を始めたとき、これまで人間が見ていた太陽が物質的太陽でなく、霊太陽だったということがわかります。それが高次の太陽であり、物質太陽の本質です。人間の本質が魂であるように、太陽の本質は太陽の魂ということです。
すべての根源であり、人間の霊体を創造する大元。人類はこれから、霊太陽を中心に文明をつくっていく新たな段階に入っていきます。地球が霊的な状態になると、太陽系がすべて霊的な状態になりますから、地球が太陽系のさまざまな惑星霊とつながっていきます。
霊的地球は、太陽系全部をまとめたような存在と考えてよいと思います。オコツト情報によれば、霊的地球こそが宇宙の中心となるそうです。地球が霊化することによって、太陽系すべてが霊化されます。高次の太陽は人間の肉体をつくり出している精神。高次の地球は、細胞をつくり出している精神なのです。
――私たちが各々の惑星意識を具体的に取り入れる方法はありますか?
半田 ヌーソロジーではそのために空間認識を学びますが、非常に高度です。それよりは、日常生活の中で惑星の働きを意識していく方法をおすすめします。
言葉によって意識が動いているとき、「自分はいま、思考を司る水星霊の影響を受けている」と感じたり、大きな愛を感じたら「これは木星霊の影響だな」と感じたり、自分が得られた感覚を、頭の中に描いた惑星マップと関連づけるのは面白いですよね。
常に惑星霊の影響を想像していくと、直観力が研ぎ澄まされ、自分の意識が太陽系とつながっていきます。いまの時代、多くの人々の直観力が切れてしまっていますから、日々の意識を惑星に向けることで、それが霊性を高めることにつながり、霊的地球への一歩となります。
――私たちが霊性を高めることで、高次の地球へ行けるのはいつ頃?
半田 人それぞれですし、はっきりと答えることはできませんが、オコツトは、「2039年から〝侍たち〟が出始める」と言っています。「日本が世界を変えていく、そして、日本から侍たちが現れる」とも。
それで「侍」について調べたら、「さぶらう」が語源で、護(まも)り人という意味だったのです。
オコツトがいう侍は、霊性を護る人たちのことだろうと思います。世界が変換期なので、ちょうどその時期に目醒めが始まり、霊性の護り人たちが出現してくるのではないでしょうか。
日本人が太陽民族として真に覚醒するために
昔から日本人は太陽民族と言われますが、ヌーソロジーでひも解くと、それはどんな意味になるか、半田さんにお聞きしました。
「日本人は、太陽系全体を支配している霊。すべ
ての霊の母体です。民族を規定するのは言語で、
オコツトいわく、〝日本語の精神〟が太陽系を統括している霊。大元となる言語の霊は日本語にこそ宿っています。
日本語はひらがな、カタカナ、漢字など数種類の文字を組み合わせて表現する複雑な言語ですが、あらゆる言語を織り交ぜられるのは、懐が深い日本語のなせる業でしょう。
その意味でも、真の太陽民族として覚醒するために、言霊として日本語を大切にしましょう。
英語教育を幼少期から詰め込むのではなく、日本語の言霊をしっかりと教えて、きちんとした日本語をしゃべれる人物をつくる。〝日本語の精神〟を継承する日本人は、この先、地球を治めていく大きな役割があると、オコツトは明かしてくれました」。
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