臨死体験とプレアデスの記憶からひも解く「宇宙縄文」
縄文時代の定説よりもっと古い時代に、「原始縄文」と呼ぶにふさわしい文化があり、それは、宇宙人による、地球人類の創造だった。このようにお話しされるのは、日本における大麻研究の第一人者で、
縄文エネルギー研究所の中山康直さん。
そして、人類創造と切っても切れない関係にある、知性を持った宇宙植物があった、とも。それは、なんと、神道などで神具に使う「大麻」なのだそう。これらを目撃したという中山さんに、詳しくお話を伺いました。
お話◎中山康直さん 取材・構成◎編集部
本文◎Penelope 撮影◎高谷けんじ イラスト◎ツグヲ・ホン多
目 次
縄文エネルギー研究所所長
中山康直さん
Yasunao Nakayama
Profile
なかやまやすなお◎戦後、民間で初めて「大麻取扱者免許」を取得した。環境、伝統文化、歴史民族についての麻の研究をベースに「縄文エネルギー研究所」を設立。臨死体験中にプレアデスのアルシオーネで1万年を過ごした惑星記憶を地球人として確認すべく、世界中に残る古代文明や宇宙人来訪の痕跡などを足で確かめ、統合し、発表している。役行者から続く弘観道の継承者の一人。著書『地球維新』(明窓出版)、『麻ことのはなし―ヒーリングヘンプの詩と真実』( 評言社)ほか多数。
臨死体験で見た「原始縄文」宇宙人による地球入植計画
私は13歳のときに池で溺れ、臨死体験をしました。よく聞くように、短い人生が走馬灯のように流れ、光につつまれて……。植物の群生を見たのを最後に、意識を失ったのです。
それから私はプレアデス星に生まれ、1万年を過ごし、生涯を終えて死に、気づくと13歳の私に戻って、池のほとりに横たわっていました。2020年10月号のアネモネで「地球創世年表」を発表しましたが、じつはこれは、溺れて死んでから、三途の川を渡るまでの間に、時間を巻き戻すように日本と地球の歴史を遡って見た地球創世の歴史です。
薩長の戦い、江戸時代、本能寺の変……飛鳥時代、弥生時代、縄文時代、それから人類創世、地球創世、そこから宇宙へと……。一般に縄文時代は、教科書的には1万6千年前〜3千年前ぐらいだろうといわれていますが、私は臨死体験の折に、レムリアより以前、500万年前の人類発祥のときに、精神性の高い人々が文化的生活を営む様子を目撃しています。
私はその世界を「原始縄文」と呼ぶことにしました。時間軸順にお話すると、3億年前、パンゲアというひとつの大陸が成立したとき、それを察知した宇宙人がやって来ました。宇宙人たちはゆくゆく自分たちが転生することを想定し、ここに拠点を作ろうと以前から調査していました。
2億5千万年前、恐竜が出現。この時代を表すレリーフには、恐竜と二本足歩行の類人猿が共存しているものがたくさん残っています。しかし、これは類人猿ではなく、私の目撃からいうと宇宙人と恐竜の痕跡なのです。
地球への転生を決定した宇宙人は、自分たちの遺伝子と、そこに生息している恐竜や虫など、“生命素材としての遺伝子”をミックスして、まず、霊長類を創りました。まったく新たな遺伝子を降ろすのではなく、すでにそこに生まれ、生活している「生命の遺伝子」のいいところをミックスするのです(第一期人類創造)。
恐竜が絶滅した6500万年前、いよいよ霊長類が台頭してきます。これが、教科書でいうところの原人、類人猿です。このとき再び宇宙人が来訪し、のちの高い精神性を持つ霊長類の誕生を想定して、悠久のときをかけて自分たちの「宇宙人の遺伝子」をミックスしていきました(第二期人類創造)。
500万年前、いまの日本列島の形が造られた頃のことです。宇宙人が種撒きした意図通りに、高い精神性をもった後にホモサピエンスと呼ばれる新生人類が誕生しました。私たちは、類人猿の進化系ではなく、宇宙人の意図によって創出されたのです。このときが、人類発祥のときであり、原始縄文の始まりです(第三期人類創造)。
300万年前、宇宙から女神性が地球に入ることで、地球が“ガイア”となりました。これも、宇宙に
よる地球型生命体創造計画の一貫です。これにより、宇宙人たちは「胎盤」という場を通って、人間として転生し、地球にやって来ることができるようになった。じつは、胎盤は、“円盤”という乗り物、違う空間のものを変換する台座なのです。
このようにして、宇宙人は着々と大地を耕し、場を整え、種を蒔き、入植の機会を長きに渡り待っていたのです。
原始縄文と一般縄文宇宙次元から物質次元へ
その後、地球における宇宙文明が花開くのですが、紀元前1万3千年前、アトランティス、レムリア、ムーが沈没してしまい、3次元における縄文文明へと移行していきます。これが、一般でいうところの縄文時代の始まりです。
原始縄文との違いは、宇宙とのコンタクトです。原始縄文のときは密だった宇宙とのつながりが、1万3千年前の一般縄文のときは希薄になっていた。原始縄文には、自分たちが宇宙からやって来た新鮮な記憶がある。実家から他所へ越したばかりのときは実家にしょっちゅう電話していたが、時間経過とともに電話の頻度が減る。そんな感じです。
原始縄文はバイブレーションが軽く、食べなくてもいいぐらい。所有欲や自我、それらの概念もなく、すべてがみんなのものでした。「インラケチ」(古代マヤの言葉で「あなたは私、私はもう一人のあなた」の意)の精神を持ち、「目の前の人を大事にしないとめぐりめぐって自分のところに戻ってくる」という心を持っていました。
一般縄文も、宇宙文明の名残りもあって、二元性を統合し、現代人よりずっと調和した精神性を保っていました。しかし、地球はすでに重いバイブレーションに取り巻かれていたため、食は必須となり、大地に依存し、暮らしや姿は、かなり物質的になってしまったのです。
麻の聖なる働き
光と闇を統合する 本来の形に戻すバランサー
変換作用 偏りを中庸に戻す、変換器的な働き
核などで汚染された星を癒す 土壌が甦り、イヤシロチになる
人に必要な衣(医)食住、エネルギーすべてを供給できる 医:免疫の調整や痛み止め、うつなどのメンタル疾患にも有効な万能薬 衣:糸や布にし、服などをつくることができる。籠や、縄を編むことができる。 食:ヘンプナッツと呼ばれる実は、非常に美味で、栄養も豊富。油を採ることもできる。 住:紙や木材の代わりの建材として活用することができる。また、車のボディなどへの実用化 も進んでいる。麻は1年草で成長が早いため、環境破壊も起こらない。 エネルギー:車や飛行機の燃料となり、発電することもできる。
霊的なものをつなぐ 神道でも、神具に麻は欠かせないように、麻は対象物の霊的な位置を伝え、霊的なものとつなぐ働きがあります。
アルシオーネはさまざまな宇宙人の交流場所
三途の川を渡って、私が再び生まれたのは、プレアデス星団のアルシオーネという星でした。そこは「太陽の太陽」と呼ばれ、宇宙の図書館のようなところで、人々の集まるオアシスのような場所。た
くさんの星から人が飛来し、交流し、外交し、情報交換し、遥か離れたほかの惑星のことを知るのです。
プレアデス星人、シリウス星人、方々の惑星恒星から多様な人々が集まっていました。みな人型ですが、魚っぽい人、動物っぽい人、エジプト壁画にあるような顔がジャッカルの人とか。映画の「スターウォーズ」を見ているような感じです。
ここでは誰もが生まれたときから、何のために生まれ、この生で何をするのかが明確なので、人生の目的を探すことはありません。生まれてすぐに“歩けてしゃべれる”ので、生まれ落ちた途端に確立した存在として親離れします。
プレアデスで過ごした期間は、生まれたときと死んだときの記憶があることから、1万年ほどの滞在だとわかるわけですが、覚えていないことのほうが多いのです。
なくてはならない宇宙植物「カンパライソール」
その中でも、鮮明に覚えている記憶というのが、「カンパライソール」という植物を栽培してエッセンスを作っていたときのこと。この植物は、宇宙において、無くてはならない重要な植物でした。そのほか、完成したエッセンスを取りにくるほかの星から飛来した乗り物(UFO )の駐車場係のような役割をしていたこともありました。
宇宙では、その星のフィールド内では意識が一致しているので、周波数の統制が取れ、時空間をテレポーテーションで移動できます。しかしほかの星に行くときは周波数が違うので時空間移動できず、乗り物に乗ってやって来ます。
そこで、駐車場係の私はカンパライソールで作った神具のようなものを振り回して、波長変換の儀式をして、ほかの星からの乗り物を着陸させていました。プレアデスの記憶で特に印象に残っているのは、地球のものとはまったく違う「死生観」です。
ここでの「生きること」とは、「命の目的」を生ききること。自分の得意なことを通してほかの存在の役に立つこと。そして、自分のすべてのプログラムを終えないと死ねず、死は「卒業」、「目的をやり遂げたね、次への移行だね」という「祝福」なのです。
目的を終えると、自分の死は自分のタイミングで決めます。宇宙において、「生きる目的を探す」とは死んでいる人の言葉です。私はプレアデスでの役目を終え、死を迎えました。死んだあと、肉体を脱いだ者しか入れない真っ白い空間に入ります。
ここに選択の道筋がたくさん提示されていて、その中に“地球”という選択肢がありました。私には“地球”という星で、13歳で死んだ記憶がありました。1万年も経っていたら、もう知り合いなど誰もいないとはわかっているけれど、帰りたい。
そして「1万年を過ごした星で体験し学んだことを伝えたい」という熱い思いに駆られました。「地球に帰ろう」と決めた途端に、その星で過ごした記憶も意識も消え去り、気づいたら池のほとりで横た
わっている中学生の少年に戻っていたのです。
アネモネカメラマンも見ていた!
中山さんがプレアデスで一緒に麻を育てていたという、宇宙精霊「栽培マン」を、なんと取材に同行したアネモネ専属カメラマンが5年前に明晰夢の中で見ていました! カメラマンが見たビジョンと中山さんのプレアデスでの記憶は見事に一致!
カメラマン 「透明で、イルミネーションみたいに光っている遮光器土偶がUFOのように飛んできて、僕に手を振りました。明らかに有機的で、知的な生命体だと感じました。そして、傍に農家の納屋
のようなものがあって。そこに土偶は入っていったんですけど、外観とは違い、内部は超サイバー空間のプラントで、何かの植物のエッセンスを抽出して、ボトルに詰めて出荷していました……」
中山さん 「そうそう! 僕はそこの工場長みたいなものだったんだよ(笑)!」
カメラマン 「うわあ〜。ぜんぜん意味がわからなかったんですが、あれは栽培マンで、麻のエッセンスを作ってたんですね! 何だか、答え合わせのために、ここに来たような気持ちです……」
(当初、カメラマンは取材に参加する予定ではなく、編集長の直感で前日に同行が決まった。)
宇宙精霊「栽培マン」は縄文土偶とそっくり!
強烈な体験から8年後、世界をめぐれば何かあのときのことを理解するヒントが見つかるかもしれない、とバックパックで旅に出ました。ヒマラヤの麓に到着したとき、見たことのある植物が視界一面に広がっていました。
「カンパライソールだ! 」ついに再会したその植物は「大麻(おおあさ)(以下、麻)」でした。ヒマラヤでは、それは山岳民族の生活の糧、これなしには生きていけないほどの植物だったのです。先にお話ししたように、私はプレアデスでカンパライソール(麻)を育て、エッセンスを抽出していました。
じつはこのとき、実際の栽培作業をしていたのは、精霊のような生命体でした。私はテレパシー、想念で彼らに指示を伝えるだけで、あとは彼らが完璧に育ててくれます。この存在を私は親しみを込めて 「栽培マン」と勝手に呼んでいました。
「栽培マン」は、決してロボットなどではなく、有機的な知的生命体で、精霊や妖精に近く、植物に精通していました。彼らは、植物を喜ばせることができ、カンパライソールについて栽培法も特質も知り抜いていました。
空中に舞っていたり、飛んだり跳ねたり木につかまったり、茎のところでごそごそ動いていたり。そ
うやってプラントの調整をしていました。 彼らは、アニメ映画『もののけ姫』に登場する「こだま」のイメージによく似て、とてもかわいいのですが、その姿は“透明”で“渦巻き”や“円形”などの模様があり、いまだに用途も目的もわかっていない縄文の「遮光器土偶」にそっくりなのです。
宇宙人が星に入植するとき麻を伴ってやって来る
カンパライソールが、地球では麻という植物であることを知った私は、その後、認可を取得して麻の研究を始めました。麻の状態を把握するために、顕微鏡で麻の生理活性物質※である「カンナビノイド」の分泌状態を見ていたときのことです。
“透明なきのこ型”をしているカンナビノイドの結晶体が、縦横無尽に動いているのを目撃してしまいました。振動数の異なる複数のメトロノームを近くに置いておくと、共振
が起こり、いずれ全部がそろって振れ出すことが知られていますが、それと同じように動いていたのです(下囲み)。
プレアデスで知り得たことから、カンナビノイドが「高次元生命体」であることはわかってはいたものの、その記憶を地球でも確かめることができた瞬間でした。
別の次元や星でも、麻や麻の中の高次元生命体が存在し、人型の生命体は、生まれた先の星に麻があることがわかっているから、脳内にカンナビノイドを受容する機能を持って生まれてきているのです。そう、麻は人類より古いんです。
宇宙人が特定の星に入植するためには、まず、その星に人型生命体を作り、そこを媒介として入植する。彼らは入植を決めたとき、その星に麻を伴ってやって来るのです。麻が持つ特性、働きの宇宙的本質は、光と闇の間に作用し、本来の形に戻すバランサーです。
つまり統合に導く働きがあります。いっさい陰陽、善悪などの対立がなく、ほかの生命体に対して必要な恩恵を与える。各惑星や恒星、もちろん地球でも大いに活用され、そこで暮らしているすべての生命体に貢献します。
麻は非常に細やかな周波数を持ち、偏りを中庸に戻す「変換器」的な高波動の存在です。汚染された大地を中和して良好な環境に戻し、食事をはじめ衣食住の素材ともなり、免疫の調整など肉体の健康に貢献しますが、いちばんの作用は、麻の精神性、「霊的な作用」です。
その精神性をもたらすものは、麻に内在する「カンナビノイド」なのですが、先ほどお話したように、人間の脳にはこの成分をキャッチするレセプターがすでに仕込まれています。
私はこのカンナビノイドの成分をどのようにしたら目的に適うか、どうやって育て、交配すれば目的を達成できるか、それをプレアデスで学んできたのです。その知識を地球に活かしたい。そのための臨死体験とプレアデスでの生涯だったに違いありません。
カンナビノイドは知的な生命体!
カンナビノイドの生成状態を顕微鏡で覗くと、トリコームと
呼ばれる透明なきのこ型をしています。トリコームは物質なので、普段は静止して見えるのですが、あるとき、首を振るように動いていたのです! 最初は、それぞれがバラバラに動いていたのですが、やがて、揃って左右に揺れ出しました。実際に動いているのを見て、それらが知性を持っている生命体であると確信しました。(中山さん)
麻の高い霊性を縄文人は使いこなしていた
地球において、麻は、世界中のほとんどの地に定着し、さまざまな方法で利用されています。日本では、古代より麻が精神性の高い聖なる存在であることが熟知されており、それゆえに神道や伝統文化には欠かせませんでした。依代(よりしろ) の真髄、神を降ろすための実際の道具として使われていたことをご存じの方も多いでしょう。
過去を遡ると、エジプトのギザのピラミッドの石と石の間には、麻の繊維が詰められています。ネアンデルタール人の埋葬墓からは麻の花粉や繊維が見つかるので、原人から人間に進化するときに麻を摂取したという説もあります。
麻は、普通の植物と同列に見なされていますが、ほかとは働きがまったく違います。原始縄文人は、麻の能力を使える高い精神性を備えていたため、麻の能力を存分に引き出し、活用していたのです。
そしてまた、一般縄文の人たちも1万年以上前から麻を身近な存在として使っていました。縄文遺跡からは麻の種、麻の籠やポシェットなどの生活用品、繊維などが見つかっていて、麻をクオリティ高く生活に活かしていたことがわかります。
縄文は地球だけではない縄目模様は宇宙人のDNA
麻の啓蒙活動では一般的に、自然環境の改良や、資源の活用、持続可能な循環型社会の実現といったことを目的としていますが、私の場合は、それ以上に、臨死体験で飛ばされた惑星で見た植物、それが地球上にあった! 私はその使い方も能力も学んで知っている、それを地球に活かしたい、ということが啓蒙活動の劇的な動機だったのです。
麻活動を始めると同時に、古代のことや日本の神話、縄文遺跡なども調べるようになり、遺跡から出土する土偶や文様には何らかの記憶があり、“縄文”とは地球のことだけではないのだとわかってきました。
そうして、臨死のときに目撃した縄文の記憶があふれるように甦り、プレアデスで麻と過ごした世界とリンクしていきました。縄文の「縄」は何を表すかというと、想像通り、「DNA 」。後世には龍や蛇でもDNAを表しています。なぜDNA文様かというと、「そこに私たち宇宙人のDNAが入っているよ」という伝言です。
ちなみに、縄文文様は、麻で作った縄や生地のようなものを巻いたり押し付けたりして付けられています。私は、霊長類をベースに人型生命体が創られ、そこから原始縄文人が生まれたのを見ましたし、プレアデスで一緒に仕事をしていた「栽培マン」は、縄文時代の遮光器型土偶にそっくりです。
縄文時代の遺跡から栽培マンのような、土偶が出土するということは、縄文のモデルは宇宙にあるということ示していると思います。その超記憶から、本当の縄文が見えてきます。
縄文土偶はタイムカプセル?諸説を包括する「土偶統合論」
一般的に、土偶についてはさまざまな推測がなされています。神、動物、宇宙人、妊婦、女性信仰、祭
祀用具……。最近、土偶は植物を擬人化したものだという新説が登場し、ネットニュースで話題になりましたが、ネパールやアジアの少数民族には、昔から“植物から人間ができた”という「植物人体論」が伝わっています。
土偶は「栽培マン」であり、麻は人類より古い高次元生命体であると知っている私にとっては、納得がいくものであり、新説の登場自体が新しい縄文、「ネオ縄文」が現れる兆しではないかと感じます。
宇宙と交信できていた縄文人は、植物を育てる“あの”透明な土偶の姿を感知しており、その形に、植物や、植物を育てる菌、生命力の顕われである豊穣の女神や、自分たちの親である宇宙人の姿などを重ねて見ていたのではないでしょうか。おそらく土偶は、いまの私たちが想像し得るすべてを含む、もっとトータルなものなのでしょう。
縄文人は基本的に狩猟採取民族で、作付け(農作)はしません。そこからは、所有せず、ほかから奪うことのない「縄文スピリット」を伺い知ることができます。
一ヵ所の土地に定住し、田や畑を耕し作付けをすれば、それが戦いを起こす遠因になる可能性を、彼らは察知していた。災害や飢饉で食物がなくなってしまったら、ほかから奪ってしまうかもしれない。そのときは農具が武器になってしまう、と。
事実、その後に始まった農業や農具は、戦いにつながっていきます。その証拠に、弥生の埴輪は甲冑や武器を持っているんですね。彼らは実り多き森に集落を作り、栗やとちの実を発酵させて、保存性や栄養を高め、少量で免疫力が上がる食生活を送っていた。そして、必要な実を残して移動することをくり
返していたのだと思います。
私は、土偶や縄文土器の役割のひとつに、菌を保存する目的があったのではないかと考えています。あの意味のわからない突起や多孔質の材質などは菌の住処だと考えると、合点がいきます。
縄、螺旋、円、渦といった縄文文様は、まさに“カタカムナ”でいう「マワリテメクル」の循環型社会の象徴でもあり、大切な菌を後世に届けるため、日常の道具としてだけでなく、未来も見据え、「タイムカプセル」として土器、土偶を作っていたのではないでしょうか。
内からDNAを変容させていく「栽培マン」が舞う宇宙縄文
私の中ではすでに、麻、宇宙、縄文、生命、植物、菌、人、精神、霊的世界など、すべてがひとつの大きなまとまりとしてつながっています。現代の私たちが新たな生命進化を遂げ、新しい時代に移行するためのヒントは、いちばん古い文明にあります。
ヒマラヤの頂上が、かつては海の底だったように、いちばん古い記憶の底を持ち上げたら、それは
原始縄文だった。それが表出したら、ムーもレムリアもアトランティスもつながって、浮上してくる。
人類発祥とともに始まった原始縄文は、宇宙からやって来た宇宙情報の宝庫であり、その意味で「宇宙縄文」でもあるのです。原始縄文の時代、私たちの中に遺伝子レベルに埋められた種が、現代に合わせた形で発芽する。原始縄文が備えていた精神性が現代的に復活し、人知を超えたプログラム、「宇宙縄文」が発動するのです。
ところで、「原始縄文」と「宇宙縄文」のいちばん大きな違いは何だと思いますか。地球人の発祥には、宇宙から、つまり「外」からの関与があった。こんどは「外」からではなく、私たち地球人の「内」から、DNAを変容し、植えられた種を発芽させていく必要があるのです。
カンナビノイド(麻)は未来縄文への移行に際し、そして宇宙縄文において、大きな役割を果たします。私の中では、カンナビノイド(麻)は地球外から来た存在、高次元生命体であると結論されていますが、人間と地球外の知的生命体の交流が起こるのが宇宙縄文時代です。
その素晴らしさを思い出すとき、麻と人間がともに暮らす世の中としての「ネオ縄文=未来縄文=宇宙縄文」への進化プログラムが始まります。そのとき、高次元生命体であるカンナビノイド(麻)はティーチャーとして、進化する人間とともに生きるでしょう。
すべては、「いま」に内在されています。直線にはつながらない時間。同時多発的な時間。未来に過
去が、過去に未来が現れる鏡のような時間。眠っていた世界が現れ、調和的で宇宙的な平和が達成され、500万年前の原始縄文の記憶が現代に甦ることになる。すべてがクリアになるのです。
いまの地球に麻はわずかしかありませんが、未来縄文が訪れたとき、地球は目にも鮮やかな緑の麻に覆われ、空中やそこかしこにたくさんの透明な土偶(栽培マン)が舞っていることでしょう。